No Books, No Life !! See you next “Book-nick” !!

 

















最後の4枚の写真は山村光春さん撮影。
 
 


Book-nick、終了しました。ご来場ありがとうございました!

 

イベントが終わって、ほっと一息ついていたら、4日も経ってしまいました。
ご報告が遅くなってごめんなさい。
初めての試み「Book-nick in the Forest」第1回は、おかげさまで無事終了いたしました。
 
 
まずは駆け足で、2日目の様子のご紹介。

夜の間にまたも雨が降り、ハラハラしながら目覚めてみたら、雨上がりの色づいた森に朝日がキラキラ。
風が少し強めでしたが、絶好のピクニック日和。(ようやく神様に願いが通じました!)
オープン時間を前に、出店者さんも来場。この日は、前日見合わせた「古書玉椿」「ch.books」さんも登場し、会場のスペースも広げて本来のブックマルシェの形に。




 
オープン時間を過ぎると、お客様もぽつぽつ…。
やがて、しばらくして気づいた時にはそれぞれのテントの前に本を選ぶ人だかりができていて、あちらこちらで店主さんとのお話にも花が咲いていて、ようやくそんな想い描いていた光景が見られて、じわじわ嬉しい気持ちがこみ上げてきました。
 
 
この日のひとつめのワークショップは「ブックパッカー@麦小舎」。
ブックパッカー主宰のウチダさんと参加者の方々は、それぞれ紹介したいお気に入りの本を一冊携えて、テーブルを囲みました。
ウチダさんの穏やかなトークを皮切りに、徐々に参加者のみなさんの空気も解け始めて、最後には「これはいつまでも終らないのじゃないか!?」と思えるほどの盛り上がり。
ほんの少しの時間を共有することで、初対面の人同士が自然と、自分の言葉で語り合うようになる。
これぞブックパッカーマジック!
その手品をまのあたりにして、次回はぜひ自分が参加者になりたい、と強く思ったのでした。
ウチダさん、遠路はるばる駆けつけてくれて、どうもありがとうございました。
 


会場には、伊藤まさこさんもいらっしゃって、ブックマルシェ巡りや、居合わせたお客さんとのお話を楽しまれていました。
まさこさんの30冊の本も、みなさんじっくり手に取って、ゆっくりページをめくって、メッセージを読んで、これぞという一冊を大切そうにレジまで持ってきてくれる姿が印象的で、きちんと渡されるべき人の元へ渡っていくのだな、と嬉しい気持ちになりました。
まさこさん、お忙しいなか、本のセレクトや手描きメッセージのご用意など、どうもありがとうございました。

ワークショップ午後の部は、編集者・山村光春さんによる「ひとに見せたくなる旅本をつくる」です。
予定を上回る参加者さんがずらりテーブルを囲んで、始まる前から熱気がムンムン。
そこに登場した山村センセイ。なんと、軽井沢駅からママチャリで北軽井沢まで峠を走破してきたというではありませんか!これには私たちも参加者のみなさんもビックリ!

ワークショップは、山村さんのそのハイテンションぶりに引っ張られるようにスタート(笑)。
はじめにいくつか、写真集をつくる際の見せ方のコツやポイントのレクチャーがあり、中盤はそれぞれ持ち寄った写真をダミーのアルバムに並べて行く(編集していく)作業の時間、そして最後はひとりずつ自分の作品を手に、自分がその写真集で伝えたいことを皆さんの前で発表します。
実は今回のワークショップを麦小舎で行なうのは、2年前につづいて2回目。
前回も、この限られた時間内にどれだけのことができるようになるのだろう、と正直、私も半信半疑だったりしたのですが、ところが驚いてしまうことに、なにげない旅のスナップだった写真たちが、本当に、ストーリーのある「写真集」へと変化してしまうのです。
参加者のみなさんも、はじめはおずおずしながら、でも山村さんによる個性を引き出す的確なアドバイスを受けて、最後には自分の作品に自信を持って笑顔いっぱいに発表している姿がとても素敵でした。
ワークショップ参加者さんには、Photobackさんからフォトブックのフリーチケットを進呈。
この場で固めたベースをさらに広げて、きっとみなさん、世界に一冊のすばらしい「旅本」を仕上げられることでしょう。
どんな作品ができたのか、ぜひ見てみたいと思いました。
 



 
夕方4時。少しずつ日も傾き始め、あっという間の一日が終了。
陽が完全に沈む前に、出店者さんの撤収も完了。
「ぜひまた来年!」と嬉しい言葉を残して頂きながら、みなさん、秋の森を後にして、本のお祭りは静かに幕を閉じたのでした。
 
 
初めての開催ということもあり、お天気のことや、お客さんの集まりのことなど、ハラハラしつづけた2日間。
時間や内容の変更をしたりするなど、出店者や関係者の方々、お客様にも、ご迷惑をおかけしました。
私たちの目の行き届かないところで、ご不便をおかけしたこととも思います。
それでも、この場に居合わせてくれたみなさんから「夢のように楽しい時間でした、ありがとう」と言っていただいて、私たちも今は、ほんとうに嬉しく、幸せに感じています。
 
講師をしてくださった山村光春さん(実は東京で仕事をしていた頃からお世話になっている大先輩でもあるのですが)が、こんな言葉をかけてくれました。
「この場所に、本があって、コーヒーがあって、みんなの笑顔があって。やりたかったのはこういうことですよね。麦小舎の夢が叶っちゃいましたね。おめでとう!」と。
そのときまで、イベントを形づくることに頭がいっぱいになって、客観的に状況を眺めることもできずにいた私ですが、そう言われてふとその場を見渡してみたら、そこには本当に、私たちが店を始めるときから想い描いていた「本を通じて人が集い、そこから新しい何かが生まれていく場所になりたい」という願いが実際の形になったような光景がありました。
夢が叶うといったら大袈裟ですが、今回のBook-nickは、まちがいなく私たちにとって、ひとつの小さなゴールであり、同時に新しい扉を開いた瞬間になったと言えるでしょう。
これも、たくさんの方の協力があってこそ叶えられたもの。
Book-nickに関わってくれたすべての方へ、心から感謝いたします。
そして願わくば、これからも、継続的に行なっていきたいなぁ、という想いも早くもむくむくと湧き上がったりしています。
また来年、秋の森で、本を片手にお会いできますように…
ありがとうございました!!

 
さてさて、もひとつおまけに、ブックニックスナップへと続きますよ!
 


ブックニック、初日の様子!

 
ブックニック、初日が終了しました。
 
朝、準備の段階まで雨がやまず、ブックマルシェ出店のうち「ch.books」さん「古書玉椿」さんが、やむを得ず出店を見合わせることに。
その他の出店者さんとも相談の上、開催時間を遅らせての開催となり、告知が行き届かなかったお客様には、大変ご迷惑をおかけしました。
10時を過ぎた頃からは雨もやみ、「Books&cafe ひふみよ」さん「bookpick orchestra+suiran」も搬入開始。
足元が悪いにも関わらず、手早く素敵なブースを作り上げて下さいました!
(今日はほとんどゆっくりブースの本を見ることができず!明日、私もじっくり楽しみたいです。)
 


【↑bookpick orchestra + suiran】注目の「ブックスケープ」も明日はさらにバージョンアップします!
 


【↑Books&cafe ひふみよ】絵本もたくさん。大きなトランクには旅の本が!
 
 
同時に店内では、ワークショップ第一弾、「フェルトでつくる葉っぱのブックマークチャーム」がスタート。
参加者のみなさん同志、すぐにうちとけて、和やかにお喋りしながらも、目と手は真剣!
葉っぱのモチーフも、選ぶフェルトやステッチの刺繍糸の色などで、それぞれ違った可愛らしさに仕上がって、みなさん最後は大満足の笑顔。ちらりと見たところ、とても可愛らしい栞が出来上がっていましたよ!
さっそく「またやってほしい!」という声も上がっていました。
講師の友子さん、スムーズに進められるよう準備をしてきてくれて、ありがとうございました。
 



 
朝イチに届けられた「ありんこ菓子店」の焼き菓子たち。
今回のお菓子は、紅玉マフィン、和栗と抹茶のフィナンシェ、ざらめガレット、パウンドケーキ、ビスコッティ、ボーロ。
とりわけ、熊本産の特大の和栗を渋皮煮にしたのが乗っかった抹茶のフィナンシェは、なんとも贅沢なこの季節ならではの組み合わせ。もう、もう、絶対おいしいに決まっています!(食べられた方が羨ましい…)
予想どおりみるみる買い求められていき、お昼過ぎには初日の分が完売となりました!
明日も必ず入手したい方は、早めの来店をお薦めいたします!

 
伊藤まさこさんから届いた30冊の本は、店内、ソファ席のところにディスプレイしました。
工芸、デザイン、旅、エッセイ、絵本、海外の本など、ジャンルもさまざま。お値段も100円から3000円までと幅広く揃っています。
一冊一冊に、色紙(いろがみ)に万年筆で書かれた直筆のメッセージ。スタイリストのまさこさんらしい遊び心も加えられています。
今日、1/3ほどがすでに旅だっていきましたが、まだまだあります。
明日は、まさこさんご本人も来舎の予定です!どうぞ特別な機会、お楽しみください。
 

店内奥の棚には、Photobackさんによる手のひらサイズの写真集の展示『続・写真部 POCKET展』も開催中です。
Photobackのサービスを使って作られた個人の作品がずらり数十冊。
一冊ずつすべて違うものなので、ゆっくりと手に取ってご覧いただきたいです。
 

午後1時からは、ブックニックの目玉企画「岸田衿子さんの愛した北軽井沢をあるく」が行なわれました。
お天気のことがいちばん気がかりだったのも、この企画。散策に出かけられるかどうか、ぎりぎりまで空模様を見ながらの相談。雨もやみ、薄日も射してきていたことから「決行!」を決断。ガイドの堀江くんが、岸田衿子さんの絵本「森のはるなつあきふゆ」の絵本の舞台でもあるオシギッパの森へと、みなさんをご案内。(その間に室内はミニコンサート用に模様替えし、歌とピアノのリハーサル。)
散策ツアーから戻られて、第二部は室内で、歌と朗読、お話の時間です。
歌やお話をしてくださった寺島夕紗子さんは、岸田さんを「えりこおばちゃま」と呼び、幼い頃から家族同然に北軽井沢での暮らしを過ごされてきた方です。
会では、その夕紗子さんだからこその、北軽井沢の山荘での衿子さんのエピソード、お父さん寺島尚彦さんと衿子さんのお付合いのこと、みんなで出かけたブルーベリー摘みや花火遊びなどの思い出など、次から次へと当時の楽しいお話を。
そして、北軽井沢が舞台となっている衿子さんの詩の作品や、寺島尚彦さんに寄せた追悼文などの朗読。
さらに、衿子さん作詞、尚彦さん作曲の、未発表の歌の曲(楽譜がないものをわざわざこのために書き起して頂いたものも!)などを4曲ほど、ピアノ伴奏とともに歌っていただきました。
私は晩年にほんの数度、お会いしたことがあるだけなのですが、歌やお話を聞きながら、目の前に衿子さんの顔や声が浮かんで来て、胸がいっぱいになりました。
あらためて、衿子さんの詩や言葉の独特な世界を体感し、ほんとうに贅沢な、この場所で一時間だけで終らせてしまうのはもったいないような、充実した内容となり、参加者のみなさんにもきっとご満足いただけたことと思います。
寺島夕紗子さん、ピアノ伴奏の橘光一さん。お忙しいスケジュールを縫って、貴重なお時間を割いて、素敵なプログラムをご用意くださり、ほんとうにありがとうございました。ぜひ続編を企画できればと思っております。
 


その他、「一箱本送り隊」への寄付本も、初日からお持ちより頂き、ありがとうございます。

昨日納品され、今朝友人に手伝ってもらいながら折りまで仕上げたミニプレス「森とさんぽと読書とわたし」も、さっそくお買い求めありがとうございます!(好評のようでちょっと嬉しいです*)

イベント特製フードメニュー「ジューシー(沖縄風ごはん)」と「芋煮汁」という不思議な組み合わせ(!)もなかなか好評。ジューシーはお昼過ぎに完売しました。秋の森と「芋煮」はやっぱり合うなぁ(笑)。
イベント中は、着席できるお席はテラスやお庭のみとなります。レジャーシートなどお持ち頂いて、お庭に広げていただいてもOKです!(まさにピクニック気分で*)

 
 
以上、ざっと本日初日の模様をご紹介しました。
 
 
明日は、今のところ朝早くに雨が降る以外は、日中は晴れ間が出る予報。気温も暖かめのようです。
出店者さんもすべて出そろい、お庭のブックマルシェもさらに賑やかになります。
11時からの「ブックパッカー@麦小舎」にはまだお申込も可能です。ご予約フォームから、もしくは明日直接店頭にてお尋ねください!
(今日の感想として、WSやイベントなどに参加して頂くと、さらにブックニックを楽しんで頂けるのだなと実感しました。)
14時からの「ひとに見せたくなる旅本をつくる」は、すでに定員に達し、お申込は締め切っております、ご了承ください。
いらっしゃる際には、駐車場のご案内など、アクセスのページをご参照ください。

それでは明日も、お待ちしております!


本日の開催について

本日、15日のお庭でのブックマルシェは、雨のため開始時間を遅らせ、12時以降のスタートと変更いたします。
予定しているワークショップ・イベント等に変更はありません。
よろしくお願い致します。


お食事のご案内

 
今週末、イベント会場となる麦小舎は、通常のカフェメニューのご用意はありません。
が!
代わりに(といってはなんですが)、こちらもお祭り好きの血が騒ぎ、「お祭り」をイメージした軽食をご用意します!

<Book-nick 特製Food Menu>
【ジューシー】…沖縄風混ぜゴハン 麦小舎バージョン
【芋煮汁】…東北地方の豚汁 信州味噌で

北から南から!なんとも不思議な取り合わせとなりましたが、お祭りですからね!

ジューシーは沖縄好きな料理担当の大好物。もち米で炊くのでもちもちっとして、変わった具材では北軽井沢で収穫が始まったばかりの春菊が香りを添えています。
芋煮汁は、東北・福島出身の料理担当にとっては、まさにソウルフード!秋冬のお祭りには欠かせないメニューです。
お野菜たっぷり、どうぞ温まってくださいませ。

そして、明日15日(土)限定で、”雨の日にご来場ありがとうキャンペーン”ということで【麦こがしプリン】も登場します!
麦小舎の人気メニュー「ムギコヤプリン」と「麦こがしラテ」をコラボしてみました。

ドリンクメニューは通常のものから種類を限定して、ご提供します。

また、みんな大好き「ありんこ菓子店」さんの焼き菓子も並びますよ!(こちらは早い者勝ちが予想されます。)

ブックハンティング、ワークショップの前後に、どうぞご利用ください。
 
 
*メニューはすべて売り切れ次第終了となります。
*イベント会期中は、店内に飲食スペースはありません。テラスまたはお庭のお席のご利用となります。
*フード、ドリンクともに、テイクアウト用の紙皿・紙コップ等でのご提供となります。ドリンクについては、マイボトルをお持ちの方はご持参ください。
 
 


フォレミ番外編ができました!

 
せっかくの本のお祭り。リトルプレス制作者としてもなにか一緒に楽しみたい〜と、お祭り好きの血が騒ぎ、こんなものを作ってみました!
 



題して、「Forest & me.番外編『森とさんぽと読書とわたし』」。
(麦小舎で発行しているリトルプレス「Forest & me.=森とわたし」に、今回のテーマ「さんぽと読書」を挟みこんでみました!)
片面には、「本と場所」にまつわる小さな6つのコラム。
なにげなく訪れた場所に流れていた音楽や匂いなどが忘れられない記憶として残るように、それぞれの場所には「本」にまつわる記憶や物語も隠れていて…。
ごく個人的なエピソードをもとにしたコラムなので、なんだか気恥ずかしくもありますが、それぞれの体験や思い出と照らし合わせてお読みいただければ嬉しいです。
そして裏面には、「お出かけ読書マップ」!
ここ北軽井沢や軽井沢を中心にぐるり数十キロのエリアの、読書にうってつけのカフェや、本に出合えるスポットなどを、独断と偏見でお薦めしております。地図のイラストも可愛いのです。

今回のミニプレスのデザインも、いつも頼れる相棒、「はじまる小槌」小林真紀子ちゃんにお願いしました。
いつもながら、こちらの想いを汲み取って、(いい意味で)期待を裏切る素敵なかたちに仕上げてくれて、(さらにさらにアリエナイ強行スケジュールで!)ほんとうに感謝感謝です。
(表紙のイラストは、不肖、私が手がけてみました…)

A3サイズ(八つ折)、両面カラー印刷。
一部150円で販売します。

鞄のなかにしのばせて、お気に入りの場所でそっと開いてもらえたら嬉しいです。
よろしくお願い致します。
 
 


周辺のイベント案内

 
今週末の北軽井沢・軽井沢は、このほかにも見どころがたくさんです!
「Book-nick」とあわせて楽しんでいただきたいイベントをリストアップしてみました。
 
 
feel EARTH 2011 in 北軽井沢スウィートグラス
[日時]10月15日(土)〜16日(日)10:00スタート
[場所]北軽井沢スウィートグラスキャンプ場
麦小舎から車で5分の人気キャンプ場「スウィートグラス」では、「フィールドライフ」「ランドネ」などの雑誌を出版する「エイ出版社」とタイアップしたアウトドアの総合イベントを開催。アウトドアメーカーによるブースやアーティストの焚き火ライブ、山ガールさんにおススメ!雑誌「ランドネ」のスナップ撮影などがあるそう。北軽井沢の人気ビストロ「ル・ボンヴィボン」の出張フードもあります!
(当日日帰り参加料金:大人2000円/小中学生1000円)
イベントの詳細はこちら
 

本のまち軽井沢2周年記念事業「長田弘さん(詩人)講演〜本は大事なものを思い出させる」
[日時]10月15日(土)14:00〜15:30
[場所]「油やギャラリー」(軽井沢町追分)
昨年好評だった詩人・長田弘さんを招いた講演が、今年はオープンしたばかりの「油やギャラリー」(旧油屋旅館)にて開催されます。歴史ある旅館の本館ロビーが会場に。改装オープンまもないギャラリーでは地元作家さんらによる展示「ホンモノウィーク」も開催中。お隣の「古書追分コロニー」さんとあわせてお訪ねください。
※講演は要事前予約 詳細はこちら
 

秋季特別展「古矢一穂展〜「野の花の道」&「きいちごだより」〜」
[日時]9/1〜10/16
[場所]深沢紅子野の花美術館(軽井沢タリアセン)
岸田衿子さんとともに北軽井沢の自然を好み、多くの絵本を描き続けてきた古矢一穂さん。代表作「野の花の道」「きいちごだより」「森のはるなつあきふゆ」など、北軽井沢で生まれた作品の原画約50点が紹介されています。衿子さんの作品がお好きな方にはぜひお薦めしたい展示です。
詳細はこちら
 

秋季特別展「本の虫・虫の本〜ヘルマン・ヘッセ&どくとるマンボウ昆虫展」
[日時]10/1〜11/30
[場所]軽井沢高原文庫(軽井沢タリアセン)
ヘルマン・ヘッセと北杜夫。ふたりの描く昆虫の世界。500点以上の絵画と文章、昆虫標本を融合した合同展。昆虫好きでなくとも、このふたりの作品となれば気になります。
詳細はこちら
 

A・レーモンド「夏の家」特別公開「自然への開放と閉鎖」
[日時]10/1〜11/27
[場所]ペイネ美術館(軽井沢タリアセン)
建築家アントニン・レーモンドが自らの別荘兼アトリエのために建てた「軽井沢・夏の家」。現在は「ペイネ美術館」として活用されていますが、今回、移築後25年を記念して、普段は開放されていない部分も含めて建物本来の姿を特別に一般公開します。期間中は特別に館内の写真撮影もOK。建築好きの方は必見!
詳細はこちら
 

WAKITA MUSEUM OF ART 建築ワークショップvol.8 〜空間の解析 吉村順三建築を見る〜
[日時]10月15日(土)13:00〜
[場所]脇田美術館
もうひとつ、建築に興味のある方へ。脇田美術館に隣接する脇田和のアトリエ山荘は、1970年に建築家・吉村順三氏の設計により建てられた日本のモダニズム建築として知られる別荘住宅です。普段は非公開となっているそのアトリエの一般公開とともに、ゲストを招いたトークなどが行なわれます。
※事前の予約が必要です(締め切られている可能性もあります) 詳細はこちら
 

軽井沢マルシェ
[日時]土・日曜日 10:00〜16:00
[場所]ハルニレテラス・トンボの湯芝生広場
地元農家の朝採れ野菜や旬の果物が並びます。レストランでは農園とのコラボメニューも。ハルニレテラスへ行かれたら「NATUR」へもぜひ!素敵な北欧雑貨・家具が見つかります。
詳細はこちら
 

紅葉フェスタ軽井沢@星野エリア
[日時]10/8〜11/6
[場所]星野エリア
少しずつ色づき始めた軽井沢の紅葉。毎年モミジの紅葉がきれいな軽井沢高原教会では紅葉ライトアップ(18:00〜)が行なわれるほか、ハープコンサート、「恋する手紙」募集、「秋のせせらぎ紅葉ウォーク」など、イベントいろいろあるようです。
詳細はこちら
 
 
近郊では、草津白根エリア、湯の丸高原エリアなどが、紅葉の見頃を迎えています!「Book-nick」前後のドライブでお楽しみくださいね。


岸田衿子さんが愛した北軽井沢の魅力がたっぷりの2時間です!

 
今日は、「岸田衿子さんの愛した北軽井沢をあるく」企画でネイチャーガイドをしてくれる堀江くんと、あらためて事前の確認で、散歩道を歩いてきました。
堀江くんが用意してくれたコースは、麦小舎から半径2kmほどの身近な距離でありながら、紅葉の始まった雑木林を抜け、小川のせせらぎを渡り、衿子さんの絵本の舞台にもなった広葉樹の森を巡り、浅間山の見える大草原へと至る、まさに北軽井沢の自然を満喫してもらえる素晴らしい散歩道。
見慣れているはずの私でさえ、この時季の森や草原の風景はなんて美しいんだろう、と思わず足をとめて見とれてしまいました。
お天気さえよければ、本当に、本当に、お薦めのコースです!
ガイドの堀江くんは、北軽井沢の自然を知り尽くしているだけでなく、穏やかな語り口で、それぞれのペースや興味に合わせたお話を織り交ぜながら丁寧に案内してくれますので、普段こうしたイベントに参加し慣れていない方でも安心してご参加ください。
(歩きやすい靴や服装、小雨の場合に備えて雨合羽を持参いただけたら安心です。)
 
 
散策のあとは、麦小舎の店内にて、声楽家・寺島夕紗子さんによる歌と朗読、お話を交えたミニコンサートを行ないます。
寺島夕紗子さんは、「さとうきび畑」で知られる作詞・作曲家、寺島尚彦さんの娘さんです。
寺島尚彦さんも、北軽井沢の大学村別荘地に古くから山荘を持ち、衿子さん、今日子さんなど岸田ファミリーとは家族同然に親しくお付合いをされていました。
2つの家族は、山荘を行き来しながら、ピアノを囲んで、衿子さんの詩に寺島さんが即興で曲をつけてみんなで歌ったり、楽器を弾いたり…。いかにも素朴な北軽井沢の山荘暮らしらしい風景で、微笑ましく素敵だなぁと思い描いてみています。
当日は、そんな衿子さんと寺島さんご家族しか知ることのない幻の即興曲や、夕紗子さんならではの衿子さんにまつわるエピソードなど、歌と、お話や朗読で、衿子さんの作品の魅力や素顔にちょっぴり近づいてみたいと思います。
麦小舎のピアノもようやくの出番。今回は、寺島尚彦さんの教え子で、プロのピアニスト(オルガニスト)として全国での演奏会に出演、作編曲のお仕事もされている、北軽井沢在住の橘光一さんにピアノ演奏をお願いしています。(普段は一緒に畑仕事をしたりもする半農半ピアニスト(!)さんです。)

少人数でアットホームに、当時の衿子さんたちが山荘で過ごした時間に近いような、暖かな会になったらいいなと思います。
もともと衿子さんの作品のファンの方も、今まで触れる機会がなかった方も、どうぞご一緒に、お楽しみください。
 
 
※小雨の場合は散策も決行します。さらに悪天候の場合は、散策の代わりにスライドショーの上映となります。(当日の天候を見て判断します。)あらかじめご了承ください。


「一箱本送り隊」にご協力をお願いします。

 
「Book-nick in the Forest」は、「一箱本送り隊」の活動に協力・応援いたします。
 

「一箱本送り隊」は、自宅が、図書館が、書店が、地震や津波で失われた被災地で、本を読めない生活を強いられているたくさんの人たち、子どもたちのために、本を届けるためのプロジェクトです。
不忍ブックストリートの「一箱古本市」の関係者を中心に結成され、2011年4月以降、本好きの方々に呼び掛けを行い、本を集めて整理し、被災地の方々のリクエストに応じて、本を送る活動を続けています。

■ウェブサイトはこちら ☞http://honokuri.exblog.jp/
 


ブックニックの翌週、10月22日〜23日に、宮城・塩竈にて、「一箱本送り隊」が中心となって開催するイベント「塩竈ブックエイド」が行なわれます。
その場で開かれる「古本ブックバザー」に出品される本を、みなさんのお力を借りて、このブックニックからもお届けしたいのです。
 

お願いしたいのはたったひとつ。
来場の際に、手放してもよい本を、ブックニック会場までお持ちください。
1冊でも、2冊でも、紙袋に入るだけでも、ここは景気よく段ボール一箱分どーんと!でも、構いません!
 
本のジャンルは問いませんが、新しい方の手にお渡しできるもの…つまり、汚れていたり書込みがあったりしないもの、自分自身でも「ほしいな」と思える状態・内容のもの、とお考えください。
小説、マンガ、写真集、エッセイはもちろん、料理や園芸、手芸、旅行ガイドなどの趣味・実用書もOKです。
現地の方がワクワク手に取ってみたくなる本、こんな本を読んだら元気が出るのじゃないかしら、というものなら、なおさら嬉しいです。
 
集められた本は、麦小舎が責任を持って回収し、規定の値段に値付け、スリップの挟み込みをし、現地へ直接、発送いたします。
 
バザーの売上は、実行団体にて一部経費を差し引いて、開催地である塩竈市に寄付される予定です。
(この場で無償配布しない理由はこちらをお読みください。)
 
ブックニックの会場受付にて、お受け取りいたします。
寄付いただいた方には、麦小舎からちょっとしたプレゼントがあるかも…
 

本を通じて、人の手から手へ、希望の種をリレーしていく。
ささやかでも、素敵で、大切なことだと思います。
ご協力、よろしくお願い致します。
 
 


ブックマルシェ出店者紹介④:「古書玉椿」

 
さらに、ブックマルシェ出店者さんの紹介は続きます。
 
西東京・聖蹟桜ヶ丘からはるばるやって来てくれる「古書玉椿」チーム。
率いる店主はうらわかき乙女、石井佐佑里ちゃん、通称「おたま」ちゃんです!
彼女は数年前、夏の間のお手伝いで、北軽井沢の書店で働いていました。(北軽井沢に詳しい方ならご存知の、あの『本の六四館』です!)
「おたま」というニックネームは、当時の本屋の店主が「おたまじゃくしみたい(にカワイい)」ということで勝手に命名したものだったのですが、今では「玉椿」のおたまちゃんとして、ぴったり一致してしまいました。
ほんとうに「オーナーさん」と呼ぶのはためらってしまうような、カワイい可愛い妖精みたいなおたまちゃんなのですが、本のセレクトやお店づくりに関しては、この道ウン十年のプロの先輩たちを黙らせてしまう硬派な実力とセンスを光らせていて、今、古書業界ではちょっとした噂になっているようです!
特に、専門分野にしている北欧関連の本や、手芸・クラフトもののラインナップは、開店後一年と少ししか経っていないとは思えない充実ぶり。(商品の一部はこちらのウェブショップでも見ることができます。)
本のほかにも、直接、海外で買い付けてきたアンティークのおもちゃや雑貨、フォークロアの衣装など、珍しいアイテムも多く、お店はお伽話の世界のような独特の雰囲気に満ちています。
聖蹟桜ヶ丘の実店舗のほかに、長野の方には身近な、望月の「YUSHI CAFE」でも、玉椿セレクトの本のコーナーがあります。こちらも必見。
今回のブックマルシェにも、本以外にも、これからの季節にぴったりな北欧のハンドメイド雑貨なども持ってきてくれるそうですので、そちらもどうぞお楽しみに!
 
 

 


「古書玉椿」石井佐佑里さんに聞きました:
 
■お店の自己紹介をお願いします!
 
古本とアンティーク雑貨の古書玉椿です。
東京・多摩市のちいさなとんがりハウスで
お店を開いています。

時間を経てもかわらない素敵な表情をもった
本や雑貨を取り扱っています。
絵本や手芸書、北欧関連書籍から、
海外買付雑貨などなど。

そんな本や物を手にとって、
新しい気持ちやアイディアに出会っていただけたら、
とっても幸せです。

 
■「森のブックマルシェ」にはどんな本が並びますか?
 
アート、絵本、生活などのジャンルから、
“森の中で手にしたい本”をピックアップして参加します!
また、北欧のハンドメイド雑貨など
手仕事のあたたかみを感じられるものたちも並びます。

会場で皆さんにお会い出来るのを楽しみにしています。
 
 


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