「東北銘菓フェス」(10/20・21)のお話。

 
 
本とお菓子で旅する東北」イベントには、2つの内容が盛り込まれています。

ひとつは、ブックニック期間中、麦小舎で展示販売を行う「東北ブックコンテナ」(また後日詳しくご紹介します)。
ふたつめが、10/20(土)21(日)の2日間限定で、同じく麦小舎にて開催する「東北銘菓フェス」です。

今日はこの「東北銘菓フェス」についてご紹介します。

 
「東北銘菓フェス」は、その名のとおり、東北が誇る銘菓(いわゆるお土産用のお菓子)のあれこれを、みんなでわいわい食べちゃおう!という企画です。
そもそもの始まりは、今年の2月、福島県いわき市出身で東京在住のイラストレーター・小関祥子さんがtwitterでつぶやいた福島の銘菓についての一言がきっかけでした。
「ままどおる」や「エキソンパイ」という、私たちにも馴染み深い名前が出てきて(相方が福島出身、私も数年住んだことがあります)、わあ、懐かしい~と思って眺めていたのですが、その後、面白いようにその他の東北出身の方からも「いや、おらがんとこのこっちのお菓子のほうがうまいんだ!」というコメントが殺到。
みんな、自分のふるさとのお菓子について、愛着や誇りをもっていることを知り、小関さんも「これってひとつの企画になるのでは?」と思いついたのだそうです。
そこから、東北にゆかりある人へお勧めの銘菓についてアンケートを行い、集まった銘菓の数々を取り寄せ手配し、今年のGW期間中に谷中の大行寺というお寺で実際に好きなものを選んで食べられるというユニークなフェスのかたちにして開催したのが第一回東北銘菓フェスです。
その後、金沢での出張開催などをされているのを見て、これはぜひ北軽井沢でもやれないかなぁ、と思い切ってお声がけをしてみたところ、快諾いただくことができました。
フェスの詳しい内容やこれまでの経緯などについては、小関さんご自身のブログをどうぞご覧ください!

 
切り絵を中心としたイラストのお仕事を雑誌などで見たことはあったのですが、実はつい数日前、イベントの打合せでお会いするまで、小関さんとは実際の面識はありませんでした。
震災後、ふとしたきっかけからtwitterやブログでのコメントなどを読ませていただくようになり、考えることや意識など共感する内容がとても多かったので、今回フェス出張として実際に軽井沢へも来て頂けることにも繋がったのが、個人的にも嬉しくてなりません。

 
「東北銘菓フェス」は、いわゆる「食べて東北を応援しよう!」という主旨のもとで行われるものではありません。
それよりももっとシンプルに、明快に、たとえば友だちが帰省ついでのお土産に買ってきてくれたお菓子が美味しくて、これはどこのものだろう?また食べたいな、自分でも買いにいってみたいなー・・・というような感覚で楽しんでもらいたく。
ふだん東北に縁のない人にも、みんな大好きな「お菓子」という入り口から、東北に興味をもってもらえたらいいね、というのがこちら側の思いです。
なので、身構えずに、気軽に、おじいちゃんおばあちゃんやお子さんともご一緒に、「ちょっと近所にお茶しにいく」感じでお立ち寄りいただけたらと思います。

 
本家のフェスでは、数あるお菓子のなかからお好きなものを選んで頂くスタイルですが、今回こちらで行うものは、お菓子はあらかじめ厳選の上、ご用意させていただきました!
岩手県の「亀の子せんべい」、宮城県の「支倉焼」、そして福島県の「檸檬(れも)」の3種類です。
お飲み物は、岩手県南部気仙地方に古くから伝わる「気仙茶」(「焙茶工房しゃおしゃん」さんのお茶をご用意します)、麦小舎の定番・トンビコーヒーさんの珈琲どちらかをお選びください。
さらに、東北各県の銘菓を推薦人のコメントとあわせて一覧で見られるオリジナル「東北銘菓マップ」をお付けして、1セット1000円でご提供します。
予約制ではなく、カフェでのご注文として先着順で承ります。
両日とも数に限りがありますので、なくなり次第終了となります。

小関さんは20日(土)のみ来店くださいます。お菓子の話、東北の・・・とりわけ故郷いわきのお話など、この機会にご一緒にお話しませんか?
福島のいいところ、見所など、うちの相方も参戦(!)して、プチ福島観光案内所が開設されるかも!

 
そしてこの「東北銘菓フェス」。本家の第2回の開催も決定しています!
11月23日(祝)、会場は第1回と同じ、東京・谷中の大行寺です。(詳しくはこちらの記事をご参照ください。)
軽井沢に来られない方は、ぜひ本家のお祭りへ足をお運びください!
 
 


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