佐野洋子の本屋が百年文庫にオープン!

 
 
そして、「百年文庫」では明日から、「佐野洋子の本屋 北軽井沢店」(〜本が買えて、絵が見られる、小さな展覧会〜)が始まります!

「百年文庫」店長フクシマは、生前から佐野洋子さんと親しい交流がありました。
その彼女から、展示についてのご紹介です。
 
- – - – - – - – - -

 
 
洋子さんは洒落た人だった。

山の中ではとんと見かけない素敵なもの(たとえば、細やかな織のコートだったり、きれいな色のストールだったり)をさりげなく身に着けている人で、しかもよく似合っていた。
手製だという青い鳥の模様のついたエプロンも、えらく似合っていた。

 
洋子さんは料理上手な人だった。

たまに電話がかかってきて、ご飯に呼んでくれたりする。
ときに冷やし中華、ときにドライカレー。カボチャのサラダやビーフシチューなど。家にお邪魔して食べていくこともあったし、お弁当箱みたいなのに詰めて持たせてくれることもあった。
それがどれも、とてつもなく美味かった。
亡くなった後に周囲から聞かされた水餃子(彼女の得意料理)が食べられなかったのが、何よりも悔しい。

 
洋子さんはたぶんモテた。

ある晩、彼女の家でご飯をごちそうになった後、恋の話になったことがある。
タバコを吸っては灰を落とす指が色っぽかったので、洋子さんモテるでしょと聞いてみた。
新しいタバコに火をつけて、モテたことないわよと言う。
つまらない話の続きをするみたいに、ちょっと間を置いてから彼女は言った。
「でも、狙った人は全部落としたわよ」
そういうのをモテるっていうんじゃないのかと思ったけど、そんな言い方できるからモテるんだと思った。

 
そんな洋子さんのお店が「百年文庫」にやってきます。
明日からの展示に向けて、準備が進められています。

 
 

【佐野洋子の本屋 北軽井沢店】
〜 本が買えて、絵が見られる、小さな展覧会 〜
10/13〜15 会期中、10時〜17時まで
★この3日間しか見られない原画もあります!

【佐野洋子原画展】
10/13〜21 10時〜17時まで

 
 
::おねがい::

古くなった『100万回生きたねこ』の絵本をお譲り下さい。
落書きがしてあったり、破れていても構いません。
みなさまの想い出の詰まった “とらねこ” をエピソードとともに一同に集めたいと思います。
集めた絵本は、今後展覧会などで使用させて頂く可能性がありますので、その旨ご了承下さい。
絵本は譲れないけれど写真だけなら、という方も歓迎です。
「佐野洋子の本屋」開催中の3日間、お持ち下さった方には特製カードを差し上げます。

::::::::
 
 


いよいよ明日から!麦小舎に「東北ブックコンテナ」到着しました。

 
 
「Book-nick in Kitakaruizawa」、いよいよ明日からスタートいたします!
前日の今日は、百年文庫、麦小舎、それぞれの会場ともに準備に大忙し。

 
まず麦小舎では、明日から会期中いっぱい「東北ブックコンテナ」の展示販売を行ないます。
岩手、宮城、福島、秋田、山形の5県から、それぞれの県の魅力をぎゅっと詰め込んだ福袋のような楽しいセットがどどーんと届きました!
中身は、地域で作られているリトルプレスや冊子、お菓子に、小さな工芸品までいろいろ!
少しずつ中身が違っているものもあるので、見較べているだけでわくわくしてしまいます。
書店や編集室、本づくりやコミュニティスペースなど、各地域でその土地ならではの魅力・情報発信をされている方々がオススメするモノというだけあって、いわゆる旅先のお土産やさんやデパートの物産展で売っているものとは一味ちがう、キュッとツボを押されてしまうような品揃えです。

 
*岩手・盛岡で「てくり」を発行する「まちの編集室」、ショップ「ひめくり」セレクトの【岩手コンテナ】
*宮城・仙台のブックカフェ「火星の庭」セレクトの【宮城コンテナ】
*福島・会津のリトルプレス「oraho」と「食堂つきとおひさま」セレクトの【福島コンテナ】
*秋田の書店「書籍販売まど枠」セレクトの【秋田コンテナ】
*山形の「まなび館MONO SCHOOL」セレクトの【山形コンテナ】

 
セット以外に、単品で地域の本やリトルプレス、紙雑貨などの販売も行ないます。

 
もし東北に興味がある方ならその入口としてぴったりの機会です!このあと実際に各地域を訪ねたときに「ブックコンテナで知って…」なんてお話が広がったら素敵だなーと思います。
また、東北にゆかりある方へのお土産に…。「わあ、懐かしい!」と喜ばれること間違いなしです。
そして、東北にいまいちピンとこない方にも、そんな方にこそ、手に取ってみて頂けたらいちばん嬉しいことかもしれません。
それぞれの、自分たちが暮らす街への愛情や誇りのようなものから、教えてもらうこともたくさんありそうです。

 
それぞれ数に限りがありますので、ご了承ください。

 
 


◎今週末、麦小舎が通常オープンするのは明日13日(土)のみとなります。(※喫茶のみ。お食事メニューのご用意はありません。)
 14日(日)15日(月)はイベントにご参加の方のみの貸し切りです。

 
 
◎「百年文庫」では、明日から「佐野洋子の本屋 北軽井沢店」と原画の展示がスタートします!


「東北銘菓フェス」(10/20・21)のお話。

 
 
本とお菓子で旅する東北」イベントには、2つの内容が盛り込まれています。

ひとつは、ブックニック期間中、麦小舎で展示販売を行う「東北ブックコンテナ」(また後日詳しくご紹介します)。
ふたつめが、10/20(土)21(日)の2日間限定で、同じく麦小舎にて開催する「東北銘菓フェス」です。

今日はこの「東北銘菓フェス」についてご紹介します。

 
「東北銘菓フェス」は、その名のとおり、東北が誇る銘菓(いわゆるお土産用のお菓子)のあれこれを、みんなでわいわい食べちゃおう!という企画です。
そもそもの始まりは、今年の2月、福島県いわき市出身で東京在住のイラストレーター・小関祥子さんがtwitterでつぶやいた福島の銘菓についての一言がきっかけでした。
「ままどおる」や「エキソンパイ」という、私たちにも馴染み深い名前が出てきて(相方が福島出身、私も数年住んだことがあります)、わあ、懐かしい~と思って眺めていたのですが、その後、面白いようにその他の東北出身の方からも「いや、おらがんとこのこっちのお菓子のほうがうまいんだ!」というコメントが殺到。
みんな、自分のふるさとのお菓子について、愛着や誇りをもっていることを知り、小関さんも「これってひとつの企画になるのでは?」と思いついたのだそうです。
そこから、東北にゆかりある人へお勧めの銘菓についてアンケートを行い、集まった銘菓の数々を取り寄せ手配し、今年のGW期間中に谷中の大行寺というお寺で実際に好きなものを選んで食べられるというユニークなフェスのかたちにして開催したのが第一回東北銘菓フェスです。
その後、金沢での出張開催などをされているのを見て、これはぜひ北軽井沢でもやれないかなぁ、と思い切ってお声がけをしてみたところ、快諾いただくことができました。
フェスの詳しい内容やこれまでの経緯などについては、小関さんご自身のブログをどうぞご覧ください!

 
切り絵を中心としたイラストのお仕事を雑誌などで見たことはあったのですが、実はつい数日前、イベントの打合せでお会いするまで、小関さんとは実際の面識はありませんでした。
震災後、ふとしたきっかけからtwitterやブログでのコメントなどを読ませていただくようになり、考えることや意識など共感する内容がとても多かったので、今回フェス出張として実際に軽井沢へも来て頂けることにも繋がったのが、個人的にも嬉しくてなりません。

 
「東北銘菓フェス」は、いわゆる「食べて東北を応援しよう!」という主旨のもとで行われるものではありません。
それよりももっとシンプルに、明快に、たとえば友だちが帰省ついでのお土産に買ってきてくれたお菓子が美味しくて、これはどこのものだろう?また食べたいな、自分でも買いにいってみたいなー・・・というような感覚で楽しんでもらいたく。
ふだん東北に縁のない人にも、みんな大好きな「お菓子」という入り口から、東北に興味をもってもらえたらいいね、というのがこちら側の思いです。
なので、身構えずに、気軽に、おじいちゃんおばあちゃんやお子さんともご一緒に、「ちょっと近所にお茶しにいく」感じでお立ち寄りいただけたらと思います。

 
本家のフェスでは、数あるお菓子のなかからお好きなものを選んで頂くスタイルですが、今回こちらで行うものは、お菓子はあらかじめ厳選の上、ご用意させていただきました!
岩手県の「亀の子せんべい」、宮城県の「支倉焼」、そして福島県の「檸檬(れも)」の3種類です。
お飲み物は、岩手県南部気仙地方に古くから伝わる「気仙茶」(「焙茶工房しゃおしゃん」さんのお茶をご用意します)、麦小舎の定番・トンビコーヒーさんの珈琲どちらかをお選びください。
さらに、東北各県の銘菓を推薦人のコメントとあわせて一覧で見られるオリジナル「東北銘菓マップ」をお付けして、1セット1000円でご提供します。
予約制ではなく、カフェでのご注文として先着順で承ります。
両日とも数に限りがありますので、なくなり次第終了となります。

小関さんは20日(土)のみ来店くださいます。お菓子の話、東北の・・・とりわけ故郷いわきのお話など、この機会にご一緒にお話しませんか?
福島のいいところ、見所など、うちの相方も参戦(!)して、プチ福島観光案内所が開設されるかも!

 
そしてこの「東北銘菓フェス」。本家の第2回の開催も決定しています!
11月23日(祝)、会場は第1回と同じ、東京・谷中の大行寺です。(詳しくはこちらの記事をご参照ください。)
軽井沢に来られない方は、ぜひ本家のお祭りへ足をお運びください!
 
 


10/14「a day for picnic!」フルセットのお申し込みは終了しました。

 
 
10/14(日)「a day for book, music and picnic!!」、ワークショップ+ランチ+ライブのフルセットでのお申し込みは、定員に達したため締め切りとさせて頂きます。
 
tico moon ライブのみの追加のお席は、残り数枠、承っております。こちらのページをご参照の上、お申し込みください。
 
 


秘密のピクニックのヒミツ、その3!

 
 
10/14(日)「a day for book, music and picnic!!」、最後のヒミツのご紹介は、おいしいランチと、そして美しい音楽のこと。
 
 
せっかくスペシャルなピクニックなので、お昼ごはんも普段は食べられないものをご用意したい…と思ってお願いしたのは、いつもはお菓子が専門、軽井沢「ありんこ菓子店」店主ありさんです。
「ありんこ菓子店」は、月に数回、不定期のオープンながら、いつもリピーターさんで溢れている森の奥のお菓子屋さん。
そのありさんが作るスコーンやキッシュは、甘い焼き菓子と並んで大人気で、店頭に並ぶ日はいつもあっという間に売りきれてしまいます。
私個人も大好物のその2品を使って、ピクニック風なお昼ごはんを…とお願いしたところ、ありさんも腕まくりで協力してくれることに!
でもって、さっそく試作をあれこれ奮闘してくれている様子が、ありんこさんのブログに綴られているのですが、こちら、空腹時、閲覧注意ですのでお気をつけて(笑)。
思わずこれを食べたいがだけで、参加したくなってしまいますね。。
当日は、このキッシュとスコーン、それにオマケのお菓子やナイショのあれこれをセットにしてご用意しますので、各自、森の中のお好きな場所でゆっくり味わってもらえたら、と思います。(ドリンクは麦小舎のメニューからご用意します。)
すでにお申込済みの方は、指折り数えて、楽しみにお待ちくださいね!
 
 

そしてそして。
このピクニックのメインとなるのが、「tico moon」のおふたりによるスペシャルピクニックライブです!!

もはや、麦小舎の秋に、きってもきれない存在となっているおふたりのライブ。今年でかれこれ5年目になるでしょうか。
それまでも大好きだったおふたりの音楽を、初めてこの場所で聴くことができた日のことを、今でも忘れることはありません。
その日の記憶を書き留めた文章があるので、よかったらお読みください。 ☞こちら
毎年、秋が廻って来て、ひんやりした空気にニットの暖かさが恋しく感じられる頃、ふっと「tico moon」のメロディーが頭をかすめます。
秋に限らずおふたりの曲はお店のBGMとしても頻繁にかけてはいるのですが、やはり秋の森の空気や匂いといちばんしっくりくるようです。
毎年のようにこの場所で聴かせていただいていても、毎回、はじめの一音が鳴るだけで、胸の奥がきゅっと摑まれて、やがて体ごと、その音のなかに沈んでいくような気持ちになるのです。
今回、あえてライブを単独ではなく、その他のプログラムと合同の企画にさせて頂きました。
一定の時間を共に過ごす方々と、よりプライベートな空間でライブを楽しんでみたいと思ったからです。
ライブの合間には、山村光春さんに聞き手となっていただいて、おふたりの素顔に迫るトークなども行ないます。
これまでにライブを聴いたことがある方にも、また一味ちがう味わいを楽しんでいただけるのではないかと思います。

数席だけ、ライブのみのご参加も承り中です。
こちらをご覧いただき、お申込ください。
 
 
秋の森のピクニック。
いよいよ一週間後の開催です。
お会いできるのを楽しみにしております。
 
 


ブックマルシェ出店者紹介(3)/◎ch.books(長野市)

 
 
「百年の森ブックマルシェ」出店者さんのご紹介です!
 
 

◎ch.books(チャンネルブックス)[長野市]


 
昨年の第一回につづいて出店してくれる「ch.books」さん。
長野の”オモシロイコト”の最先端を常に走っている存在…と言っても過言ではないでしょう。
新刊の本やzine、リトルプレスなどを扱う書店でありながら、デザイン&編集スタジオでもある「ch.books」。既存のどこかのお店に例えて紹介することも難しい、とってもオリジナルな活動を続けています。
いちばんの代表的なお仕事が、フリーペーパー「チャンネル」の発行です。
こちら、長野県内だけにとどまらず、いまや全国から引く手数多の人気フリーペーパーですので、どこかでお手に取った事のある方、多いのではないでしょうか。
フリーペーパーとは思えない充実の内容とデザインクオリティには、毎号う〜〜んと唸らされてばかり。
去年から隔月で発行しているこの冊子も、今月出たばかりの最新号で8号目。今回の特集はザ「TREE HOUSE」!またもやココロ鷲掴みではないですか!
長野市にはもともと「ナノグラフィカ」が発行する「街並み」などのいわゆるzineが存在していますが、よいzineが生まれる街はよい街に違いありません。
その冊子で見せる独特のセンスそのままに、書店スペースにも、ハイセンスな新刊本や写真集、雑誌などが並んでいます。
今回のマルシェにもそちらの本をはじめ、他では手に入りにくいzineやリトルプレス、「チャンネル」のバックナンバーなども持って来てくれるはずですので、見逃せませんよ!

ここでひとつ業務連絡…(Sさーん、今年は遅刻なしでお願いいたしまーす!!)笑

 

 
 
【自己紹介】

旅とアートをテーマにした長野市の新刊本屋。地元発のZINEやリトルプレスも扱っています。
書店業と合わせ、隔月でフリーペーパー『チャンネル』も発行。
吹き抜けになった店内の1階が店舗、2階が編集・制作スペースとなっています。
開店1周年を迎え、この春、喫茶営業も始めました。
 

【店舗ホームページ】
http://chan-nel.jp
 
 


秘密のピクニックのヒミツ、その2!

 
 
a day for book, music and picnic!!」、もうひとつのワークショップは、絵本作家「accototo」こと、ふくだとしおさん・あきこさんによる絵本づくりのレッスンです。
 

accototoの絵本は小さいお子さんから大人まで大人気!イラストを見たら「あ!」と思われる方も多いと思います。
(作品やお仕事の経歴についてはこちらのウェブサイトをご覧ください。)
動物をモチーフにしたカラフルなイラストが特徴的で、ストーリーも、お子さんがもっともっとと読みたくなるような仕掛けが隠されています。
かくいう私も「うしろにいるのだあれ」シリーズなどのファンでしたので、初めてお客さんとしてお知り合いになれたときはびっくりしてしまいました。
おふたりは軽井沢在住で、麦小舎にもよく遊びに来てくださいます。
そんなこともあって、今回のWSでは無謀にも(!?)「絵本の作り方をおしえてください!」とお願いしちゃいました!
絵を描くのがお好きな方なら、絵本を作ってみたい…、という思いを、一度は抱いてみたりしてしまいますよね。(実は私も…)
ただ、上手に絵が書ける、お話が作れる、ということと、絵本として流れのある一冊のものに仕立てる、ということは別のことです。
今回のWSでは、実際に手を動かしてみることと、ストーリーを考えてみること、その両方を、短い時間ではありますがめいっぱい利用して、試してみようと思います。
白い画用紙をこちらでご用意しますので、画具はお好きなものを(お持ちの場合は)ご用意ください。(例えば…色鉛筆、クレヨン、クレパス、濃いめの鉛筆、インク、水彩、などなど。)また、はさみ、のり、筆記用具などもご持参いただければと思います。(お持ちでない場合はこちらでもご用意いたします。)
ストーリーと構成を考え、実際に数ページ、(もちろん出来る方はすべてのページ)コツをお聞きしながら描いてみます。
その際に、それぞれのポイントとなる箇所を、プロの視点でアドバイスしていただきます。
近作「ゆめのスカイツリー」などで、谷川俊太郎さんともコラボレーションしているaccototoさん、絵本づくりにまつわる裏話なども制作の合間に飛び出すかもしれません!
志しは大きく「プロを目指したい」という方も。お子さんや誰かのために一冊だけのオリジナル絵本を作りたいという方も、この機会にぜひ!
 

と、ここまでご紹介しておきながら、こちらのワークショップ、残席はほんのわずか(1〜2名ほど)です!
お日にちのご都合さえつくなら、迷わずお申込くださいね。
 
 


秘密のピクニックのヒミツその1!

 
 
すでに続々とお申込を頂いている10/14に行なうイベント「a day for book, music and picnic!!」ですが、こちらのワークショップにつきまして、「もう少し詳しい内容が知りたい」というお問合せもありましたので、ご紹介したいと思います。
 

まずひとつ目。ライター・編集者の山村光春さんを講師にお迎えしておこなう「『編集する』ってどういうこと?」につきまして。

「編集」とあるので、それを職業として考えるようなプロを目指す方むけなのかしら、と思ってしまわれた方もいるかと思いますが、決してそうではありません。
一般的に「編集」といえば、本や雑誌として形になるものの企画を考え、構想をたて、チームをつくり(たとえば雑誌の記事ならライター、カメラマン、校正者など)、連携を取りながらそれぞれの作業を進め、その進行を管理し、出来上がって来たものを推敲し、当初の目的どおりの内容にまとめて仕上げ、世の中に発表する…といった、一連の作業のことを指します。
本や雑誌、ウェブ、または音楽や映画など、いわゆるメディアと呼ばれる世界で欠かせない作業となってくるわけですが、よくよく考えてみると、これ、なにもメディアに限ったことでもないような気がするのです。
お勤め先の職場でも、個人で活動されている方でも、またはお仕事とは関係のない個人的だったり仲間内の趣味やクラブのようなものでも、どんな場所でも知らず知らずのうちに「編集」に近いことを、みな体験されているのではないでしょうか。
特に最近では、ブログやSNSなどのツールを使って、みなさん様々なことを「発信」しています。
この「発信する」という行為には、「編集」の要素が切っても切り離せません。
何か相手に伝えたいこと、知ってもらいたいことがあるとき、「編集」のコツを知っているかどうかで、その効果が大きく変わってきます。
同じ材料を使って料理をするのに、プロの料理人が作るものが断然おいしくなるのは、その過程にちょっとしたコツやエッセンスが隠されているから。
それと同じように、同じ素材を使って、こちらの思いを相手のココロに響かせるためには、そこにはやっぱりちょっとした「編集マジック」が必要なのです!

そんなことを山村さんにご相談して、今回、独自のワークショップの内容を組んで頂けることになりました。
まず前半は、「編集」とはどういったことかの基本的なお話を、ご自分のこれまでのお仕事内容をサンプルに説明してくださいます。
特にすべての要となる「企画書」の書き方については詳しく伺って、参加者の皆さんにも実際に企画書づくりに挑戦し、発表して頂いたりします。
後半では、伝えるための言葉の使い方・文章の書き方についてのレクチャーも行ないます。
例えば、旅の思い出の記録をひとつ残すにしても、漫然と書き連ねるだけではない、読む側に「お!」と興味を魅かせるテクニックについてなど。
身近なブログやツイッター、Facebookなどで、明日から使える効果的な技を知ることのできるチャンスです!

何か今すぐ発信したいことがある人にも、周囲とのコミュニケーション力アップにも、もちろん本気で「編集」にチャレンジしてみたい方にも!
参加してみて損はない貴重な場になることは間違いなく、東京など、よその場所でもまだあまり開催されたことのない中身になるのではないかと自負しています!

山村さんの笑いあり、関西じこみのノリツッコミありの楽しいトークを聞いているだけでも、あっという間に時間は過ぎてしまうと思いますよ!

迷われている方がいたら、ぜひこちらを参考に、おひとりでもお気軽にご参加ください。
(残りお席は僅かですので、早い者勝ちとなります!ご了承ください。)

 

 
 


★期間中の営業スケジュールのご案内

 
 
ブックニック期間中の2店舗の営業スケジュールは下記のとおりです!

期間中にもお休みなどがありますので、ご確認ください。

赤字がその日のイベント内容、青字が営業形態となっております。
 
 
10/13(土)・・・・・
<百年文庫>
◎佐野洋子の本屋 北軽井沢店(絵の展示&特設書店オープン)
■通常営業(10:00〜17:00)

<麦小舎>
◎東北ブックコンテナ(展示販売)
■喫茶メニューのみ営業(10:00〜16:30)
 

10/14(日)・・・・・
<百年文庫>
◎佐野洋子の本屋 北軽井沢店(絵の展示&特設書店オープン)
■通常営業(10:00~17:00)

<麦小舎>
◎a day for book、music and picnic !!
■イベント参加者のみの貸切
 

10/15(月)・・・・・
<百年文庫>
◎佐野洋子の本屋 北軽井沢店(絵の展示&特設書店オープン)
■通常営業(10:00~17:00)

<麦小舎>
◎谷川俊太郎さん お話と朗読の会
■イベント参加者のみの貸切
 

10/16(火)・・・・・
<百年文庫>
◎佐野洋子の本屋 北軽井沢店(絵の展示)
■通常営業(10:00~17:00)

<麦小舎>
■CLOSE
 

10/17(水)・・・・・
<百年文庫>
◎佐野洋子の本屋 北軽井沢店(絵の展示)
■通常営業(10:00~17:00)

<麦小舎>
■CLOSE
 

10/18(木)・・・・・
<百年文庫>
◎佐野洋子の本屋 北軽井沢店(絵の展示)
■通常営業(10:00~17:00)

<麦小舎>
◎東北ブックコンテナ(展示販売)
■通常営業(10:00~16:30)※FOODは特別メニューの可能性あり
 

10/19(金)・・・・・
<百年文庫>
◎佐野洋子の本屋 北軽井沢店(絵の展示)
■通常営業(10:00~17:00)

<麦小舎>
◎製本WS「森のスケッチ帖」をつくる
◎東北ブックコンテナ(展示販売)
■通常営業(10:00~16:30)※FOODは特別メニューの可能性あり
 

10/20(土)・・・・・
<百年文庫>
◎百年の森ブックマルシェ
◎佐野洋子の本屋 北軽井沢店(絵の展示)
■通常営業(10:00~17:00)

<麦小舎>
◎東北銘菓フェス
◎東北ブックコンテナ(展示販売)
■通常営業(10:00~16:30)※FOODは特別メニューの可能性あり
 

10/21(日)・・・・・
<百年文庫>
◎百年の森ブックマルシェ
◎佐野洋子の本屋 北軽井沢店(絵の展示)
■通常営業(10:00~17:00)

<麦小舎>
◎東北銘菓フェス
◎東北ブックコンテナ(展示販売)
■通常営業(10:00~16:30)※FOODは特別メニューの可能性あり
 
 


ブックマルシェ出店者紹介(2)/◎suiran(高崎市)

 
 
「百年の森ブックマルシェ」出店者さんのご紹介です!
 
 

◎suiran [高崎市]


 
つづいては、もう麦小舎のイベントにはお馴染み、「suiran(スイラン)」のご紹介です。

「suiran」は、おもに高崎・前橋などを中心に活動を続ける出張古書店です。
店名の由来は、「翠巒」=「深い緑の山の連なり」のこと。店主の土屋さんの地元・高崎にある母校の代表名詞でもあるそう。
その由来を聞いたとき、自身のルーツをちゃんと大切にしている人なんだなぁと嬉しくなりました。
母体のない出張専門の古本屋さんとはいえ、そのツボを押さえたセレクトはすでに並の古書店を超えています。
いったいどこからこんな「くぅっとなる」本を集めてくるのかしら…といつも不思議になるほど。
今、若い男性が個人でネットでの流通をメインに古本屋さんを始めるケースが多いですが、「suiran」はそういった風潮とは全く別のところで活動しています。
なによりも「本が好き」であること。それも、実際に人の手から手へ受け渡されていくことを、土屋さんはとても大事にしているように感じます。
イガグリ頭の彼がニコニコしながら「この本、面白いんですよー」と嬉しそうに本のことを話すのを見ると、なぜだかこちらまで幸せな気分になるのです。
「百年の森」でも、きっと素敵な本を抱えながら、「本と出会うシアワセ」をたくさんの人に届けてくれることでしょう。

 

 
 
【自己紹介】

こんにちは。suiranの土屋です。
群馬を中心に、セレクトショップや花屋さんなどに古本を置かせていただいています。

ピクニックに持っていく本を吟味するように、秋の北軽井沢に並べる本をじっくり選びたいと思います。
たくさんの出会いを楽しみにしています。
 

【店舗ホームページ】
http://suiranbook.exblog.jp
 
 


« 前ページへ次ページへ »
copyright (c) 2024 Book-nick in Kitakaruizawa | all rights reserved.